ご意見番の雷、一喝!

日々起きている問題や、余りにも無責任な大人たちの態度に、時には辛口の、また時には怒りの、それぞれ批評を、爺やがご意見番として展開する。

 web毎日に載ってないのが残念だが、昨日から毎日新聞「総合 ニュースの焦点」で「成果主義」って何ですか、が始まった。

 「内側から見た富士通」など、昨年から大きな反響を呼んでいるこの問題に、大手メディアもようやく取り上げる気になったようだ。きっかけは、何と言っても尼崎事故で明らかになってきたJR西の経営体質だろう。

 昨日は、「第1部 悪夢と福音(1)」として、次のような見出しのもとに、建設機械最大手のコマツの研究所に勤務していて34歳で自ら命を絶った、若き研究者の話だ。

 大見出し「残業月100時間 力尽きた夢」
 中見出し「3階級特進『高卒でも認められた』 34歳の死」

 その中で、過労自殺に詳しい川人博弁護士は次のように指摘している。
 「成果主義が、結果を出さなければならないという圧力を生み、強度のストレスになって心をむしばむ要因の一つになっている。」

 そして今日の(2)では、大見出し「上司も会社も信用できない」、中見出し「総合評価の正体」として、中堅IT機器メーカーの39歳営業マンA氏の話と、東京・渋谷のOA機器販売会社営業担当B氏(25歳)の話を載せている。

 B氏はこう言っている。「実力評価だから頑張るだけ賃金として跳ね返ってくるよ」と言われ、「それなら刺激になるし、気合が入ると思い、入社をきめた。」しかし、「いくら頑張っても評価は上がらない。『正直言って面接官にだまされたと思う』。」

 A氏の場合はこうだ。「部の上期目標の達成が危うくなっていたため、『下期に受注できる分は前倒しして上期の売り上げに入れろ』と部長から号令がかけられた。そこでA氏は指示通りにした結果、部は目標を達成し、A氏の実績も申告していた目標を4割も上回った」が、しかし、「そのあおりで下期の成績は下がった。」それでも、「年間にすると自己目標を3割超えた。」

 しかし、「部長は、面接で『下期の業績が悪いからな』と説明した。『部長の指示通りにしたんですよ』と食い下がったが、部長は『人事がきめたことだから』と言うだけだった。月収は2割減って40万になった。一方、部長は目標達成が評価されて現状維持。『そんなばかな。』」

 A氏は、社内に労組がなかったため、個人加盟の労組「管理職ユニオン」に駆け込んだ。

 中高年だけでなく、若者からも夢を奪っていく「成果主義」、「目標管理制度」。いま、真剣に考えないと、日本の将来は無いだろう。

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